お台場「チームラボ ボーダレス」は迷う!体験できる5つの世界と50作品、君は全制覇できるか?!

お台場・パレットタウン大観覧車の横に「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM:EPSON teamLab Borderless(森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス)」が2018年6月21日(木)にオープンします。運営するのは森ビルとチームラボが共同で設立した事業組合。

チームラボ ボーダレスは光と音、人の動きによって表現されるデジタルアート美術館です。

ボーダレスという名のとおり、作品が作品の枠から出て他の作品と重なったり、まるで入館者を案内するかのような移動型の作品があったり、これも作品!?と思わせるような奇想天外なアートがあったりと、これまでの美術館の概念を覆す全く新しい施設になっています。

→ 展示作品のタイトル全リストはこちら

 

そんなチームラボ ボーダレスのオープンを控えた6月11日、記者会見と内覧会が行われました。

 

運営する森ビルとチームラボのコメント

森ビルの杉山央氏は
「ここはチームラボのフラッグシップ施設であり、常設の施設。森ビルとそれぞれの強みを掛け合わせることで他の施設では体験できないここだけの展示空間が生まれたと考えています。ご期待ください」

と言い、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、近隣には五輪関連の施設が多く集まる場所であることを理由に、チームラボ ボーダレスは外国人観光客の需要を取り込みたい考えを示しました。

(左:森ビル杉山央氏/右:チームラボの猪子寿之氏)

 

チームラボの猪子寿之氏は
「チームラボ ボーダレスは境界のないアート。作品の境界が曖昧で場合によっては空間にある作品が通路を通って他に行ったり、もしくは作品同士がコミュニケーションしたり、作品同士が混ざり合って1つの作品になる。作品同士が影響し合うのが特徴。そのような作品の境界がない世界がチームラボ ボーダレスです。

順路がないため、きっと(来場者は)迷ってしまう。でも、迷うことはネガティヴではなく、とにかく彷徨いながら世界に没入し体験してもらいたいし、何かについて行って作品を体験してほしいと思います」

とコメントしました。「迷ってしまう」はまさにこの施設を象徴する言葉。その中で楽しさを発見する。チームラボ ボーダレスはワクワクがたっぷり詰まった美術館なんです!

 

来場する前にダウンロードしておくと良いアプリ

実はチームラボ ボーダレスの展示作品のなかには特殊な作品が一部あります。なんと、「teamLab チームラボ」アプリで操作できる画期的な作品があり、アプリを持っているか持っていないかで、作品の表現が変わるのです。さらにアプリでの連動にはいくつかパターンがあって、それぞれの見え方も異なります。

ぜひ、teamLabアプリを入れて、何パターンもの作品を楽しみましょう!

→ アプリがある!お台場「チームラボ ボーダレス」、展示作品と連動するスマホアプリでさらに楽しめる

 

広くて、暗い、館内マップがない。でも、迷うことこそ正解

す、すごい。。。作品、美しい!でも、通路がわからず、壁にぶつかりそうにもなりながら、隣へ隣へと作品を見ていきます。これはね、昔の遊園地によくあった鏡で囲まれた迷路みたいなもんで、ひとつひとつ手探りで道を見つけていく感覚です。

あぁ!違う作品あった!と気づいたら、それが発見。

それこそがチームラボ ボーダレスの意図するもの。迷っていいんです。館内マップも順路もないのですから!!

流れに身を任せて“ボーダレス”を感じろ。いや、ボーダが無いのを感じろというのはいささか難しいのですが、迷うということはコレとアレといった明確な区切りを感じていないわけだから、それこそがボーダレスだと思います。

この、作品が他の作品をまたいで移動するという斬新な作品を見たときにはきっと震えが止まらなくなるでしょう。

 

しかし、筆者はガチで迷って、「ランプの森」までたどり着くことができず。。。3時間も館内を見て回っていたのに、結局は作品を全制覇できませんでした(笑)それでもいいのです!

作品は50。すべてを体験するのは不可能かもしれない

チームラボ ボーダレスには全部で大きく5つの世界にわかれています。そして、作品数は全部で50。そもそも、作品を見ていると今いるこの場所が一体どの世界なのか、まったく気づかずに作品に見入ってしまうのですが!5つの世界とはこの5つ。

  • Borderless World
  • チームラボアスレチックス 運動の森
  • 学ぶ!未来の遊園地
  • ランプの森
  • EN TEA HOUSE

もしかしたら、最初からすべての作品を見ようとはせず、いくつかの作品に絞って集中的に作品を体験するというのもチームラボ ボーダレスの楽しみ方のひとつかもしれません。

写真や動画を撮ってInstagramにアップしたい人もいるでしょう。撮影が目的なら同じ場所でじっくり撮影するもの良いと思います。

なにせ、どこにどの作品があるのかまったくわからないのですから、ほんとに手探り。誰もが小さいころに憧れた冒険です。ワクワクしたアドベンチャーのような。

時間が足りなければ、チームラボ ボーダレスに再び訪れればいいだけ!嬉しいことにチケットは一般3,200円ですし、嬉しいことに7月31日までは2,400円とお安いです。

っていうかですね、作品は実際の季節を反映するようになっていて、表現は季節によって変わります。今(夏)だと蛍が出たり、秋になると稲穂がなったり。つまり、1度訪れただけじゃ全制覇するのは無理ということ!!

こりゃ、年間パスポートを発行してくれるとありがたいんですが。。。(笑)

「EN TEA HOUSE」

チームラボ ボーダレス内にあるティーカフェ「EN TEA HOUSE」。いくつかあるお茶はどれも500円。筆者がオーダしたのは冷たい「ゆず緑茶」です。茶葉の入ったカプセルを渡され、席に通されるまでの間はその茶葉の香りを楽しめます。

席に座ってしばらく待つと、オーダーしておいたお茶が運ばれてきます。

お茶を飲もうと器を持ち上げると、花びらが散りながら大きく広がっていく映像が流れます。これが作品ですね。

映像は何種類かあってランダムで表示。しかし、季節ごとにモチーフとなる花が変わり、その都度違った花を見せてくれます。なお、映像が楽しめるのはお茶が来てから約5分くらいの間。写真や動画を撮りたかったら早いうちに撮っておきましょう!

冷たいゆず緑茶はすっきりとして、清々しい気持ちになれるおいしいお茶。あまりのんびり飲んでいると他のお客さんにも悪いですからほどほどにして席を立ちました。

来場にあたっての注意点

写真や動画を撮りたい人も多いはず!また、せっかくのお台場ということでオシャレして訪れる女性も少なくないでしょう。そこで、チームラボ ボーダレスでの注意点をまとめました。

こちらをぜひ一読してから向かいましょう。

→ 写真・動画撮影の注意点(三脚・フラッシュ・自撮り棒などは使えるのか)

→ コインロッカーやクロークはあるの?

→ 服装や靴は動きやすいものがオススメな理由

→ 会場へのアクセス方法と営業時間・休館日

さあ、この楽しさは体験するしかない!

時間や人の動きで作品の顔が変わり、訪れた季節でもその見え方が変化する「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス」。とんでもない美術館がお台場に誕生しました。

繰り返しますが、1度にすべての作品を見ようとすると相当大変だと思うし、そんな必要はありません。気に入った作品をとことん楽しむのが良いでしょう。さあ、オープンは間もなくです!2018年6月21日(木)が待ち遠しいですね!

→ お台場「チームラボ ボーダレス 」、チケット販売開始!オープン記念で25%オフ割引券あり